若手弁護士が語る山添拓
竹村 和也

現場の人、山添拓

竹村 和也

2012年弁護士登録
東京南部法律事務所所属
福島原発被害訴訟弁護団、
JAL不当解雇弁護団等

取り返しのつかない原発事故

福島第一原発事故は、今も深刻な被害をもたらしています。住民の皆さんは、放射線・放射性物質という常に「目に見えない危険」と向き合っています。健康影響がでるかもしれないという不安を抱きながら生活を送るか、健康影響を避けるために故郷を離れることを余儀なくされています。住み慣れた故郷が放射性物質で汚され、その故郷や仕事を捨てなければならない苦しみはいかほどでしょうか。避難できず、自分や子どもの健康影響に怯え、大事な日常が奪われて生活する悲しみはいかほどでしょうか。
このような取り返しのつかない原発事故を起こした責任は誰にあるのか。言うまでもなく国と東京電力です。東京電力は利益追求のために原発の危険性を軽視し、国もその危険性を認識しながら規制せず、反対に国策として原発を推進してきました。
被害は未だ続き、救済されていません。しかし、今、多くの原発被害者が国と東京電力の責任を追及するために立ち上がっています。山添拓さんは、福島原発事故が発生したときは、司法修習生でしたが、翌年の弁護士1年目から原発被害者の闘いに参加してきました。訴訟提起から弁護団の主力です。国と東京電力の責任を厳しく追及してきました。

現場の人-山添拓

国と東京電力の責任を明らかにするためには、膨大な資料を解析しなければなりません。山添さんは、その資料から国と東京電力の責任を追及するための材料を切り出しました。国と東京電力が、福島第一原発を津波が襲う可能性があることを認識しながら、全く十分な対応をとってこなかったことを明らかにしたのです。
また、山添さんは、現場の人です。原発被害の救済を求める裁判は、これまでの公害事件と同様に「被害」を出発点としなければなりません。山添さんは、何度も現地福島に足を運び、被害者の声を直接聞いてきました。また、立入制限区域にも入り、その被害の深刻さも見ています。山添さんが弁護士として素晴らしいのは、現場の人であることを実践してきたことです。国政の場でも、現場の声を必ず届けてくれるはずです。

原発のない社会に向けて!

原発被害者の方々や多くの国民は原発のない社会を望んでいます。今行われている裁判の最終目的も脱原発にあります。しかし、それは何よりも政治の場で必要な取り組みです。1年目から脱原発を願って弁護団で活躍し、そのために現場に何度も足を運んだ山添拓さん。国政の場で脱原発に向けて奮闘されることは間違いありません。

若手弁護士が語る山添拓